つわぶきに勤務して、約6年となります。それまで勤務していた病院の介護と違がって、つわぶきデイサービスでは、ご利用者の自立度が高く、生き生きとしている事に驚きました。また、人とのコミュニケーションを構築することが苦手だった私にとって、デイサービスでの仕事は戸惑いの毎日でした。

特に、レクの担当として、ご利用者の前で自分をさらけ出さないといけないことに、自分の中で葛藤と戦っていました。ご利用者の方から「あんたのレクはやりにくいよ」、「今日の体操はつまらないね」と怒られて悩んだ日も幾度もありました。

あるとき、迷ったまま、叱られたご利用者に、「今日のレク、どこを直した方がいいですか？」と素直に尋ねてみたところ、「自分のペースで歌わずに、わしらが歌いやすいように工夫しな」と教えられました。「この頃、体操がいつも同じ。マンネリだよ」とか、「あんたは周りのことを見てないよ」など、いろいろと指摘して頂き、私にとって、自分本位で空回りしていたことに、目からうろこが落ちる思いでした。それ以来、色々なご利用者に素直に教えを乞い、ご利用者の求めていることを理解するようになって、自分の小さな殻を捨てることもできるようになりました。

自分にとって、仕事のやりがいとは、「前回もやったから、これでいいか」というマンネリに陥らず、ご利用者が「今日もつわぶきに来てよかった」と思って笑顔がこぼれる事です。「ご利用者さんのために働けて良かった」と思うやりがいの毎日の積み重ねは、健育会グループという場があるからこそだとしみじみと感じます。これからも、仕事のやりがいを日々自摸重ねることができるように頑張って行こうと思います。