ライフケアガーデン熱川で事務として1年半勤務して、毎日の事務は一通りこなせるようになりました。「事務職は、直接の身体介助をしませんが、日々、一人一人のご入居者とご家族のこころを支える」ということの、奥深さを感じています。

ライフケアガーデン熱川で初めて経験したことは、毎月、数名のご入居者やショートステイのご利用者を選んでの「午後のお茶会」の開催です。ロビーにお招きし、用意したお茶とお菓子を頂きながら、互いに自己紹介をして頂いて、いろいろなお話しを楽しみます。

ふだんは無口な方や、ショートで少し打ち解けられていない方も、びっくりするくらい雄弁になり、戦争中のお話や仕事の自慢話、若い頃の苦労話や故郷の話などに花が咲きます。昔、経理をやられていたご入居者からは簿記のやり方を、銀行員だった方からはお札の数え方を、一から教えて頂き、100歳近くになっても英会話を続けられている方からは、「人間、生涯勉強だ」と諭されて、人生の先輩として学ばせて頂くことがまだまだ多いことに恐縮しています。

理念の実現の中で、自分の幅を広げることができるチャンスでもあり、皆様に更に喜んでいただける力をつけていきたいと思っています。