ライフケアガーデン熱川に入職して約4年、病院の回復期病棟で働いていた経験を活かすために何が出来るかを考えながら働いています。あるご入居者が体調を崩され、自立していた排泄が紙下着の使用になったことで、メンタルの状態も芳しくない状態になりました。ご本人の「自分の足で歩いてトイレに行きたい」という思いを尊重するべく、介護課職員や看護師・理学療法士にも協力を仰ぎ、多方面からサポートしていくことにしました。

まず立位を安定して取れるよう、普段から離床を促し、歩行や筋力アップのための訓練を行いました。

また、排泄の意欲を持って頂くためリハビリパンツを使用し、失敗があっても元気づくような声掛けを行っていくことで、次第に失敗の回数も減っていきました。現在では歩行器を使用せずに自らトイレに行くことができる状態まで回復されています。

回復に伴いご入居者の表情が明るくなっていくご様子は、私自身も前向きな気持ちになりました。

そして「何度も諦めかけたけれど声を掛け続けて貰えて励みになりました。本当にありがとう」と笑顔で話されているのを聞き、自分の経験を活かすことが出来た喜びと達成感とともに、大きなやりがいを感じました。

これからも皆様の生活の質とADLの向上を目指し、安心・安楽な生活の場を作っていけるよう日々努力してまいります。