仕事のやりがい

Vol.0092015.07
「患者さんの笑顔や頑張る姿を
近くで見られること」
職種:
介護福祉士
勤続年数:
13年

デイサービスご利用者のDさんは、普段から職員の仕事ぶりをよく見ていて、職員を育てるつもりで繰り返し説教をされる方でした。高次脳機能障害があり、肩に手を掛けたり、頬を触ったりの行動も頻回に混じるため、女性職員も苦慮しながらも、きちんとコミュニケーションをとっていました。

ところが、ある日、ケアマネさんから伝え聞いたご家族が、「迷惑をかけるのなら、明日から利用しません」と、利用中止となってしまいました。ご自宅に伺って誤解を解こうとしたのですが、奥様は「もう決めた事だからそれが1番」と、聞く耳をもって頂けませんでした。モヤモヤが残ったまま1ヵ月後に、残った一部負担金の集金に伺いました。「お元気にお過ごしですか?他の施設は慣れましたか?」と伺うと、奥様から意外なお話がありました。「ケアマネに紹介されて、機能訓練に力を入れていると言われている他の施設に行っているが、送迎時の職員の言葉使いは悪いし、1日のプログラムも大した事はなく退屈で、機能訓練といってもタオル畳みばかり。つわぶき職員の元気な挨拶や礼儀正しさ、機能訓練やレクリエーションの充実がよかったと思う。お父さんも、ずっと、つわぶきさんの事を褒めているのよ」と、30分間もお褒めの言葉を頂きました。玄関を出る際に「ご縁がありましたら、また宜しくお願いします」とお伝えしたところ、Dさんは握手をしてきて、「また、近くを通ったら顔を見せに来いよ!」と言われ、清々しい気持ちでお宅を後にしました。

誤解が生じてしまったことは残念ですが、あとからでも、「つわぶきは楽しかった」、「充実していた」と評価して頂けたことは、心を充たされる思いで、これからも職員一同、しっかりとご利用者と接して行こうと思いました。

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