I様のご家族より、「お父様の50回忌の法要を行うにあたり、母を参加させたい」とのお話がありました。お孫様夫婦も東京から帰省するとのことでした。I様は、以前は、毎月のようにご自宅に戻られていましたが、夏の大病以来、体力がめっきり落ちて、リクライニング車椅子の生活となり、最近は、外出レクも殆ど参加をご希望されない状態でした。しかし、ご主人の50回忌という大切な節目の年であり、孫にも会いたいと望まれましたので、シフトを遣り繰りして、私が一日付添い、お手伝いすることとなりました。 当日は寺の階段や大きな段差を、お孫様と協力しながらI様をお連れし、無事に法要を執り行いました。I様は、ご一族に囲まれながら、久し振りの食事会を、終始、笑顔で過ごされていました。

ご一族の節目の行事を終えて幸せそうなI様の笑顔を拝見し、ご入居者やご家族のご希望に応えようと、皆で時間を遣り繰りして私を送り出してくれたライフケアガーデン熱川で働いていてよかったと思います。今後も、毎日、ご入居者のお話を傾聴する中で、ご希望やご要望を聴き取り、そのための時間を職員と協力し合って、実現させていきたいと思います。