仕事のやりがい
Vol.0262017.02
- 「ご入居者との心のふれあい」
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職種：
准看護師勤続年数：
2年4ヵ月 -
ご入居者のN様（90歳代）は、慢性腎不全で人工透析に通われています。とてもクリアな方で、透析のない午後は白田川を眺めて穏やかに過ごされていますが、体力的に負担の大きい治療なので、時々、元気がなく気持ちも落ち込んでいるように見えるときがあります。私は、看護のかたわら、気晴らしのお手伝いができればと、その日起こった出来事のお話しを伺っています。
ある時、「庭園に散歩に行くと野良猫がいるけれど、ちゃんとご飯をたべているのかな」と心配されていました。「可愛い猫で、触って撫でてあげたかった」等と話されているうちに、笑顔が戻っていました。私も、自宅に猫がいるので、お気持ちがよく判ります。「うちの猫の写真、見ますか？」と伺うと、「見たい、早く見せて」とお願いされたので、翌日、写真をお持ちすると、とても喜んで頂けました。次の日から、私の顔を見ると、「猫ちゃんは元気？」と声をかけて下さるようになりました。看護の度に、「また、写真見せてね」、「また、一緒に見ましょうね」と話が弾み、最近は私のことを、苗字でなく、「猫の看護師さん」と笑顔で呼びかけて下さいます。私も、「子猫が産まれたので、大きくなったら見せに来ます」と約束しました。 動物は、人の心を癒してくれます。心のふれあいの中に、動物の癒しを織り交ぜて、ご入居者の日常をより豊かにすることができるよう、こころがけていきたいと思います。
