ライフケアガーデン熱川に入職して3年程が経ちます。また、「コロナ禍」と言われ始めてから1年半以上経ちました。当然施設でも「外出規制」は強化され、様々なイベント事も縮小・中止となることが多く、ご入居者の皆様にとっての楽しみや「季節を感じる機会」も、どんどん減少してしまいました。そんな中、その影響が比較的少なく、それ故に大きな期待と役割を担ったのが私達「食養科」であったと思っています。私自身もこんな状況ですから、少しでも何かに貢献したいという想いもあり、先々月「秋のスィーツバイキング」を、調理補助であるにもかかわらず、全面プロデュースさせていただくことになりました。

バイキングでは「秋祭り」をテーマに、見た目でも楽しめ食べても美味しく、さらにアレルギー持ちの方でも全員が必ず1品は食べられるよう、細心の注意と工夫を凝らしました。実は自身がプロデューサーを務める企画は今回が初めてで、ものすごく不安もあったのですが、ご入居者の皆様がスィーツを前にどれにするか悩んだり、おかわりを希望されたり、美味しそうに召し上がる姿や言葉や表情は、普段厨房内にいる私は、なかなか目にすることができない光景である分、純粋にうれしかったです。また企画・製作段階においても、思った通りの飾りつけや形にならない時には、食養科のみんなが積極的にアイデアを出してくれたり、様々な作業にも協力的で、食養課が「One・Team」となっている事を実感することができました。

前述した通り、今回初めてこういった大型企画を担当させていただきましたが、想像していたよりもずっとやりがいを感じることができました。いつかまた、こういった「作る側」も「食べる側」も笑顔になれるような企画をプロデュースしてみたいと思っています。